メイキング・オブ・レポート~プラトンの教育思想

-プラトンの教育思想-

 

教育とは、最高の善(イデア)に魂の目を「向け変え」させ、それを見るに至らせる、魂の目の「向け変えの技術」。

感覚によって知られる世界を超えて実在そのものを知りることを、プラトンは無教育(アパイデイア)から教育(パイデイア)への転向ととらえ、その転向の道筋としてこの教育課程(「国家」)を提示。

 

教育は、すでに内在している知へ学習者を促すこと、すなわち「想起」への促しである。

「自分たちが知識を(学習者の)中に入れてやるのだ」と主張するソフィストに対抗したものと考えられる。

 

洞窟の比喩、イデア論、アカデメイアの開校

 

-プラトンの哲学-

「原理」は世界のほうではなくて、むしろ人間の「精神(ヌース)」のほうにある。

人間は様々な欲望を持っているが、人間の欲望はせんじつめれば、最後には快適なものや美しいもの(=エロス)を深く味わいたいというところに行きつく。