自分がいたいと思える場所をつくっていきたい。
自分がいたい場所は仲間もいたい場所であってほしいと願う。
でも、相手には相手の思いがある。
だから「いたい場所」はつくるものなのかもしれない。
「つくる」は「変える」こと
「つくる」は「変わる」こと
まぁ、はじめから「つくろう!」や「つくらなきゃ」って思うとしんどくなってしまう。
それにいきなり自分を出すのは難しい。僕自身も苦手なところだ。
「もっと素でいられたらな」と思うことも多々ある。
「ふぁーべる」をはじめたのはそんな自分自身の「欲しい」をつくるためというのも大きな動機だ。
ねがい、もとめて、ためしてみる。
ほどほどの「お互い様」からはじめる。
疲れたら少し離れて休んで、また戻ってくる。
たぶんそれが「いたい場所をつくる」ことなのかもしれない。
「ふぁーべる」がそうであることを願い、つくっていきたい。
どこまでも「自己満足である」ということを自覚しながら。
引用はライトノベル「学校の階段(3)」より。
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いつの間に戻っていたのだろう。
考えても答えは見つからない気がする。
あの日、世界が歪んでしまった。
一人ぼっちだった自分は、傾いたまま立ちつくすばかりだった。
逃げ出して、自ら「檻の中」に飛び込み、そこで息を潜めていた。
それなのに、いつの間にか走り出していた。そうしているうちに、歪んでグチャグチャだった世界が、真っ平らに戻っていたのだ。
何がきっかけでそうなったとか、どんな理由があったかなんて、もうどうでもいいことだし、きっとそんなものは存在しない。
ただ求め続けているうちに、自然とそちらへ足が向き、気付かないうちに踏み込んでいたのだろう。
求めていたところに、進んでいたんだ。
そこはとても変なところで、迷惑なところだけど。
本当に、いたいと思えるところだから。
天ヶ崎は今、ここにいる。
いずみは確かにここにいる。
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学校の階段3 (ファミ通文庫)
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