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メモ:みんなの「わがまま」入門 ③

ここで出てくる「ふつう幻想」というのは言いえて妙だなと思います。

 

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・私たちはみんなと同じ、つまり「ふつう」であることにすごくこだわる
 ・みんなと同じでないと怖い
 ・「浮いている」「目立つ」ことが嫌い
・クラス内に経済格差なんてないと思っている人は多い
 ・特別にお金持ちなひとが目立つ
 ・貧困側に気づく人はなかなかいない
 ・「目に見えてかわいそうな人」はそれほど見たことがない
・みんな同じように見えている
 ・一人一人が周囲に合わせる相当の努力をした結果
  ・がまんする
  ・悩みを言わない
  ・自分について語らない
・「ふつう」に見えているだけ
  ・一人ひとりまったく違う環境で生活している
・みんな違って当たり前
・それぞれにそれぞれの生きづらさを感じている
・みんながイメージする「ふつう」は相当無理して維持されている

・「ふつう幻想」が「ずるい」をつくる
・周りにいる人は、おおむね自分と同じに見える
 ・でも実はそれぞれに違いがある
 ・隣の人が自分と違うにもかかわらず、「ふつうはこうする」というなんとなくの標準
  →ふつう幻想
・「ふつう幻想」に沿っていないと、自己中心的な「わがまま」だと思ってしまう
 ・人によって大切にしているものやできないことが大きく違うが、そのことは明らかにされない
 ・みんなが同じような条件で、同じように生活しているという幻想を抱いている
  ・自分の意見や主張をするのはほんとうに難しい
・多くの人がみんなにとっての「ふつう」あると思っている
 ・「みんなが『ふつう』にするために苦労して、がまんしているのに一人だけ違うことをして…」
 ・と、自分の意見を言うことをネガティブな意味での「わがまま」だと思ってしまう

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