『セルフドリブン・チャイルド 脳科学が教える「子どもにまかせる」育て方』から抜粋です。
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・慢性的なストレスは、とくに若者の脳に大きなダメージを与える
・「コントロール感」はストレスの解毒剤
・ストレスを引き起こす「NUTS」(ルピアン)
・目新しさ(Novelty)
・以前に経験したことがない
・予測不可能性(Unpredictability)
・想像もつかないことが起きるかもしれない
・自我への脅威(Threat to the ego)
・人としての安全や能力に疑問が投げかけられる
・コントロール感(Sense of control)の欠如
・状況をほとんど(まったく)コントロールできないと感じる
・実効性があるかどうかにかかわらず、コントロールできると“感じる”ことが重要
・状況に影響を与えうるという自信があれば、ストレスを感じることはあまりない
・誰しも自分の運命は自分で決めいていると感じたい(行為主体性)
・だからこそ、たとえ予定に遅れそうでも、2倍の時間がかかりそうでも、子ども自身でできることはやらせるべき
・子どもたちは、自分で選んだわけでもないクラスで、勝手に割り当てられた教師が授業をする間、たまたま同じクラスになった生徒と一緒に、じっと座っていなければならない
・きちんと列をつくり、時間通りに食事をしなければならず、トイレに行けるかどうかも教師の気分次第
・おとなたちは、子ども自身がどのくらい努力して練習したかや、どれくらい進歩したかで評価せず、週末の競技大会でたまたま速く泳いだり走ったりしたほかの子どもと比較する
・周期表を理解することではなく、無作為に選ばれた問題でどれだけ得点できるかが評価の基準
・多くの子どもはつねに、無力感を覚えてイライラし、ストレスもたまる状態にある
・親は子どもに(無自覚に?)無力感を味わわせ、それによって親子関係を損なっている
・「コントロール感」は、運動や睡眠と同じように人間の根源的な欲求
・大人の役目は、敷いたレールの上に無理やり進ませることではなく、子どもが自分に適したレールを見つけられるように、スキルを発達させる手伝いをすること
・子どもたちはこの先の人生でずっと、自分なりのやり方を見つけ、主体的に進路を修正していかなければならないのだから
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