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メモ:学習への保護者の関与(「教育の効果」)

昨日の「宿題」に続き『教育の効果』から「保護者の関与」の部分をまとめてみました。

以下まとめ

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■学習への保護者の関与
・監視的な方法によって行われる場合、その効果はマイナスになる
・就学前の場合には効果は低い
・保護者の熱意や期待が高いことや保護者がより能動的に学習にかかわることの効果が高い
・保護者の関与によって就学前教育プログラムの効果が高まるという裏付けは見いだせない
 ・保護者の関与のあるプログラムは効果的である可能性はあるが、保護者の関与が全くない、あるいは少ない場合と比べて効果が高くなるとは言えない
・保護者が強い期待をかけることが子どもの学力に対して影響を与える最も重要な要因
・しかし、保護者による監視(宿題を行うこと、テレビの視聴時間、友達と遊ぶ時間をチェックするなど)は、思春期の学習者の希望や意欲に対してマイナスの影響を与える
・高い期待は、「親子間の良好なコミュニケーション」と「子ども自身が自分の学習をコントロールする力」によって支えられている
 ・一方的な期待(押し付け)ではいけない
・保護者の関与で最も効果量が高いのは「就学前~3年生まで」
 ・年齢とともに低くなる
・最も効果的なかかわり方は「個人指導」、「家庭訪問」や「教師とのコミュニケーション」
・最も効果が低いのは保護者教育
・「読解」で最も効果が高い
・効果が特に低いのは「数学」
・子どもの音読を聞くなど能動的な保護者の関与はより効果的

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■教育の効果: メタ分析による学力に影響を与える要因の効果の可視化

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